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2007/11/12 (Mon)
ど~も、副代表の兄です。
別に副代表の兄弟というわけではありません。
ただ、あだ名が兄なだけなんで・・・・どうでも良い情報ですな、はい。

というわけで、今回は11月10日に河内長野のふれあい広場というところで開催された、交流バザールの報告を。

今回AYJは、出店したわけではなく、参加だけさせていただいたんですが、イラク戦争以降、イラクに何度も足を運び、現地取材を重ねておられる、週間MDS記者の豊田護さんの話を聞くことが出来ました。

こじんまりとしたイベントだったので、参加者も10人前後、豊田さんを中心に輪になって、質問を挟みながらゆっくりじっくり話を聞くことが出来ました。

今回の話の内容は、イラクの現在までの簡単な説明と、現状。
そしてIFCという現地の民衆組織の活動の紹介でした。

知っての通り、アメリカによってイラク戦争が引き起こされたとき、次々に反対を表明する国際社会の流れに逆行する形で、しかもどの国より早くイラク戦争支持を表明したのが我らが祖国、日本の小泉純一郎。

今現在も復興支援の名の下で、アメリカのイラク占領政策に協力し続けている国。それが日本です。

結局あの戦争がなんだったのか、それはまた別の機会に紹介することもあると思います。
今回の豊田さんの話では、イラクでは、未だ戦争が終わっていない状況が、ひしひしと伝わってきました。

イラクでの死者は120万人を超え、その内子どもや女性が2割以上を占めているということ。
家を捨て国内の比較的安全な地域に避難した難民が200万人
国外に避難した難民が200万人
国内で飢えている人々が500万人以上
イラクの18ある県の内、10以上の県でコレラが蔓延し、
イスラム教の主教支配が進む地域では、
女性が美容院にいったというだけで髪を切られ、
ミニスカートをはいたという理由で脚を切られ、
サリーを着ていなかったという理由で殺される。

各国の駐留軍や、武装勢力が紛争を繰り返し、それに市民が巻き込まれる。
そんな事態が日常茶飯に行われる国。

そして、国民の総意として、日本がその事態を引き起こす事を支持したという、歴史的事実。
興味が失われて久しいイラクの現状は、私達に国の政策の責任は一体誰が負うべきなのかを問いかけてきます。

この状況に、非武装、非暴力で立ち向かっているイラク国内の市民団体、IFC(イラク自由会議)
自衛の為の安全部隊はありますが、あくまでも自分達の主張を貫く為には、非武装非暴力をもって主張していく方針を守り通しています。
暴力と殺戮の繰り返されるイラクの中で・・・

今回の話では、このIFCがイラク市民の支持を集め続けていること。
復興支援の名の下で、行われている占領政策が、逆に紛争の火種や無用な犠牲者を生み出し続けているということを中心に話が進められました。

まず、IFCが市民の支持を集める理由としては、シーア派やスンニ派といった宗派、クルド人やアラブ人といった人種の枠を超え、イラク人として自分達の手で自由なイラクという国を作り上げようという主張。
そしてまた、宗教によった政権ではなく、民主的な政権を求めている点。
女性や青少年の人権の擁護と獲得を訴えていること。
労働者の権利が守られる社会を求めていること。
これらの主張が、イラクの市民層に幅広く共感を呼んでいるということ。

そして何よりも、非武装、非暴力の市民運動によって国を創り上げていこうという点。

こういう団体がイラクで活動を行い、実際に市民の支持を集めているという実態は、日本では全く報道されていません。

また、イラクがどのような状態で、今後どうなっていくのかを考える良い機会にもなりました。

今回の話は、纏めても膨大な量になってしまう為、また機会があれば、逐次紹介していきたいと思います。

最後にIFCを支援している団体のURLを乗せておきますので、興味がある方は、一度見に行ってみてください。

イラク市民レジスタンス連帯委員会
http://www.jca.apc.org/iraq/

IFC連帯!全国学生ネットワーク

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AKAY Youth Japanはフィリピンマニラにある貧困層のための教育施設A.K.C.D.Fを支援するNGO団体です。
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主な活動は3つです。
・フィリピンスタディーツアー
・チャリティーイベント「HALO☆HALO」
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