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フィリピン国際交流団体AYJの情報を発信していきます
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2024/04/29 (Mon)
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2008/09/28 (Sun)
フィリピンスタディツアー報告のつづき
ツアー5日目でーす。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


●5日目~リラ・ピリピーナ&クーヤ・ドロップイン・センター~●
 
5日目からはAKCDF周辺を離れ、バスに乗って様々な場所を訪問しました。
 
この日の午前中は、リラ・ピリピーナという団体のもとへ。
 
リラ・ピリピーナは、第二次世界大戦中、日本軍に拉致され
日本兵士に性的奉仕を強いられた元「日本軍従軍慰安婦」の団体です。
 
事務所兼資料館であるロラの家で、当時の被害者である
ロラ(フィリピン語で「おばあちゃん」の意味)に体験談を伺いました。
 
私たちの目の前に6人の小さなおばあちゃんが並んで座り、
その中の二人が話をしてくださいました。
 
 
目の前で親族を殺された
 
一年間も監禁され凌辱された
 
レイプされている私をみて笑っていた日本兵
 
ナイフで切りつけられて変形した鼻や、
頬にくっきりと残る煙草を押し付けられた痕。
 
淡々と喋っていたロラが何度か声を荒げました。
 
どうして人間にこんなことが出来るのか、私にはわからない、と。
 
 
日本政府に賠償を求めた訴訟は最高裁で棄却。
 
1995年に始まり2007年に終了した「アジア女性基金」は
アジアの元「従軍慰安婦」に金銭的な支援を行うことで補償を形づけました。
 
けれどロラたちは言います。
 
民間基金として設立された「アジア女性基金」には、
日本政府は何らの責任も負っていない。
 
私たちが求めているのはお金ではない
 
政府の公式な謝罪と賠償、
そして悲劇を二度と繰り返さないように
憲法九条を守り続けること、
従軍慰安婦についての記述を歴史教科書に明記すること
 
 
あなたがたに罪はない、とロラたちは何度も言いました。
 
けれどどうか知ってほしい、この事実を伝えてほしい
 
それが今日本で生きる私たちの責任だ、との言葉ももらいました。
 
 
歴史の解釈の仕方は様々です。
けれど実際に目の前でしゃべっている、この誇り高い女性たちの存在は、
どうやっても欺ききれない現実です。
 
高齢のロラたちに残された時間は少ない。
 
「私たち日本人が、知っていく努力をしなければ」
 
というひとりの参加者の言葉が胸に残りました。
 
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
 
 
午後からはストリートチルドレンの一時保護施設
クーヤ・ドロップイン・センターを訪問。
 
マニラには政府発表だけで約10万人の
ストリートチルドレンがいると言われています。
 
ストリートチルドレンは
 
親と一緒に住んでいるけれど道で物乞いや花売りをして
生計を立てている子どもたち、
 
親元と路上での生活を行ったり来たりしている子どもたち、
 
完全に子どもだけでコミュニティをつくり
ずっと路上で生活している子どもたち
 
などいくつかのタイプに分けることができます。
 
でもたとえ定義を広くしてみたって、
政府発表で10万人て多すぎやしないか?
 
未来のフィリピンを担う子どもたちが学校にもいかずストリートで生活している現状は、この国のこれからに大きな影を落としています。
 
ストリートチルドレンのグループに仲間入りするため、
空腹を忘れるため、寂しさを紛らわすため
 
そんな理由でドラッグに手を出してしまう子も少なくありません。
 
「ラグビー」と呼ばれるシンナーのようなオレンジの液体を
ペットボトルに入れ服の胸元から吸い込む仕草をしている子どもたちを
過去のツアーでも何回も見かけました。
 
ラグビーは脳の成長を止めてしまうとも言われています。
 
仲間のもとへ帰りたいとか、気ままな路上生活気質が抜けないとかで
施設に入ってもすぐ路上へ戻ってしまう子どももいますが
ラグビーへの依存から抜け切れず路上生活を続ける子どもも多いそうです。
 
 
この日クーヤ・ドロップイン・センターでは
ゲームやビーズ作りをしてストリートチルドレンと交流。
 
そのあと路上へでて実際にそこで生活している
子どもたちに会いに行きました。
 
AKCDFでたくさんのこどもや若者と出会ったあと
ストリートチルドレンを見ると
彼らの他人との距離の置き方にやっぱり大きな警戒心を感じます。
 
と同時に、言葉ではよく表せない、
何か生きる力みたいなものも感じるのです。
 
路上で生活する子どもたちは、
不良でやんちゃでダンスがめっちゃ上手くて
 
私は大学にいって色んなことを知ってるけど
あの子たちみたいにかっこよくは踊れない。
 
彼らをすごくクールだと思って
そして切なくなりました。
 

何人かの日本人メンバーも
無理やり一発芸やダンスを披露させられました。
 
日本ではなかなか晒せない姿。(笑)
 
これもフィリピンマジックの一環です。
 
★☆★つづく★☆★

 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

AKCDF
についてはAYJのHPを参照してください。
 
フィリピンのこと、ツアーのことがもっともっとわかる!
スタディツアー報告会は11月16日@立命館大学で行います。

詳しくは後日ブログで連絡します。
興味のある方はぜひご参加ください!!
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2008/09/27 (Sat)

あやです。フィリピンスタディツアー報告の続きでーす



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


●4
日目~イーストリバーサイドへデイステイ~●
 

台風一過、きれいに晴れた4日目。

前日に予定していたホームステイは叶いませんでしたが
2~3人ずつの6グループに分かれて一日だけのデイステイを行いました。
 
イーストリバーサイドのスラムには4グループ、
あとの2グループはその他の地区でしたが、
ホームステイパートナーであるKABATAANメンバーに連れられて
最終的にはみんなイーストリバーサイドへ集合。
 
イーストリバーサイドは前回のブログでも触れたとおり、
川に隣接して建っているスラムコミュニティです。
 
コンクリートの壁の割れ目のような入口をくぐると、
そこは高い壁に日光が遮られた暗い路地。

道幅2メートル弱のその路地がメインストリートです。
 
片方に石の壁がそびえたち、もう一方からは木造のバラックが
覆いかぶさるようにして立ち並んでいます。
 
突き刺すような視線と優しい笑顔と好奇のまなざし
それらが混ざり合って、路地を縫って歩く日本の学生に向けられます。
 
デイステイを行ったKABATAANメンバーの家は、
どれもとても狭く、いくつかある4,5畳の部屋に
家具やら何やらが積み上げられています。
そこで一家族平均3世代が暮らしているのだから大変。

でも彼らの家にはどこか、子どもの頃あこがれた
秘密基地のような居心地の良さが漂っているのも事実です。

 みんなで見に行ったイーストリバーは、茶色く淀んでゴミがたくさん浮いていました。

台風のあと、では済ませられない汚れた川で
子どもたちが楽しそうに水遊びをしていました。

 
その日の感想会では、参加者からたくさんの意見が。

「どうしてこんな状況の中で笑っていられるんだろう」

「人が温かかった」

「友達であるKABATAANメンバーが背負っているものを見て
越えられない壁を感じた」

「コミュニティを大事にする人同士のつながりが羨ましかった」
 



まだまだ4日目。
たくさんの想いと葛藤を引きずって旅は続きます。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


KABATAAN、イーストリバーサイドについての説明は
AYJのHP 
http://sound.jp/ayj/参照
2008/09/24 (Wed)
久しぶりです。スタディツアー企画班の彩です。
AYJは今年もフィリピンスタディツアーを行いました!

8月18日から27日までの10日間、
総勢16名での08年度フィリピンスタディツアーです。

今年も濃い思い出がたくさんできました。少しの決意も固めました。

そんな夏の終わりの日々をひとかじりして皆さんにお伝えしたいと思います



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




一日目~出発!!~●

実はこのツアー、極一部の参加者にとって一日目以前から始まっていたのです。
出発日前日、集合時間きっかりに企画班代表のもとへかかってきた一通の電話。

「あの~、集合って○○カウンター前でいいんですよね~??」

そう、そこにはなんと、
出発日を一日間違えて関西空港に乗り込んできた勇者がひとり!

彼女は伝説となりました。星となりました。 

出発日当日は特に混乱もなく無事フィリピンに着きました。
そこからあとはバスの中で爆睡していたのであまり覚えていません。

とりあえず、無事とうちゃく。みんなまだちょっと緊張ぎみだったかな。




二日目~体験授業&バザール~●

私たちのツアーを現地でコーディネートしてれるAKCDF
(AYJのHPhttp://sound.jp/ayj/参照)は、
日本でいう幼稚園みたいな存在です。

ツアー二日目はそこで体験授業をしました。
 
園の奥では授業(参観日で親御さんもたくさん見にきていて、授業にも参加していました)、入口付近ではバザーと、なんともカオティックで忙しい一日。
 
日本人ツアー参加者からの出し物は…

ジェンガ/折り紙/ポニョ創作ダンス!!!
 
ついに、ポニョがフィリピンへ上陸しました。
 
参加者の声…

「子どもたちの笑顔はすごくきれいで、
その笑顔を見守る保護者の温かさを肌で感じることができた」
「子どもというよりもお母さん方にまみれ、その迫力に圧倒された」
 
など、子どもというより親の勢いに何かと圧倒されがちな日本人メンバーでしたが、
フィリピンの人たちが持っているパーティーピープル気質と、
たくましさみたいなものを、しっかり感じることが出来た一日だったと思います。

夕方から、来る若者ピースフォーラムについて、
現地のロータリークラブとのミーティングがありましたが、皆げっそりしていました。
 
そしてなぜかO君がロータリークラブのおじいちゃん(たぶん偉い人)に
ものすごく気に入られていました。隣に座っただけなのに…。


     



●3日目〜ホームステイ…のはずが、台風到来!!〜●
 
フィリピンには基本的に季節が二つしかありません。
 
雨期、そして乾期。
 
スタディツアーを行う夏場はフィリピンでは雨期にあたります。
 
それでも毎年、天候によるスケジュール変更は避ける事が出来ていました。
けれど今年はメンバーに雨男/雨女が多かったんでしょう、
マニラに台風がド直撃!!
 
この日は滞在先であるAKCDFが支援しているスラム地域
「イーストリバーサイド」(AYJのHPhttp://sound.jp/ayj/参照)
に一泊ホームステイの予定でしたが、あえなく中止となってしまいました。
 
それもこれも、「イーストリバーサイド」の立地環境のせいなのです。
 
このスラム地区は名前の通り、イーストリバーという川に隣接しています。
そのため大雨が降ると家々は簡単に浸水してしまいます。
 
床が水びたしになるどころの話ではありません。
イーストリバーサイドの家々はだいたいが二階建てなのですが、
その一階部分がまるまる水につかってしまうのです。
 
今回のような大雨がふると、住人は家族総出で家具を二階にあげ、
狭い部屋で身を寄せ合って水が引くのを待ちます。
 
この日の昼間、イーストリバーに住んでいるKABATAANメンバー
(AYJのHPhttp://sound.jp/ayj/参照)に会ったのですが、

「どうやってここまできたの??」と聞くと「泳いで来たよ!!」
と若干得意げでした。ウケました。
 

でもこんなところからもスラムの生活の厳しさが垣間見えます。

後から聞いた話では、その洪水の際に小さな子どもがひとり亡くなったそうです。
日常のすぐ横に死がある生活とは、どんなものなのだろう。
明るいフィリピンの人々が背負っている重い現実が迫ってくるようです。 
 

そんなこんなで、洪水で道路も遮断され、事実上陸の孤島となったAKCDF。
閉じ込められた日本人メンバーは、しかたなく、惰眠をむさぼったり、お菓子をむさぼったり、フィリピンのアダルト雑誌をむさぼり読んだりしながら一日を過ごしました。
 
 
というのは少し嘘で、本当は、企画班代表兼AYJ代表であるC君から、AKCDFやイーストリバーサイドの歴史、成り立ちなどのレクチャーを受けたり、2日後に迫ったフィリピン/日本若者ピースフォーラムで行うプレゼンの用意などをして、ある程度有意義な時間を過ごしました。


 
 
★☆★ 続く ★☆★
 

2008/05/07 (Wed)

 立命館で新歓写真展を行いました!(以学館地下2号ホールで4月29日から5月2日まで) のべ…200人…じゃなかった42人でした。。。。今回少なかったんです。原因は、いろいろ考えられます。一番の理由は、「みんなにあまり知ってもらえてなかった」ですね。他には、隣でも写真展やっていたとか…。いろいろ考えられます。落ち込むのはNGです。と、自分に言い聞かせながら、猛烈に反省しております!

 展示した写真は、去年のスタディーツアーで撮った写真です。「現状が伝えることができ、かつ写真としてレベルが高いもの」を厳選したものです。私たちは、毎年夏フィリピンにスタディーツアーを行っています。スラムやスモーキーマウンテンや元従軍慰安婦の人びとと会って話を聞かせてもらいます。
 そのときに、参加者は手にしたデジカメや一眼レフカメラで写真を撮るんです。理由は様々かもしれませんが、ぼくに関して言うと「このフィリピンの人の表情を日本の人に伝えたい、見せたい」と思ってシャッターを切ります。彼らの表情には、何か力があると思ってしまいます。フィリピン人だから、というわけではない。そうではなくて、一人ひとりに一日を生きる力強さを感じます。写真は「今」しか写せない。だからなおさら感じるわけですが、一日一日を力強く生きている人びとは、「今」という私たちと同じ時間を生きている。その実感を感じることができたのは大きいと思いました。今ではフィリピンに友達も出来ました。彼らは多くのことを私たちに教えてくれ、感謝もしているし、一生友達でいたいと思う。ホントフィリピン人はいいやつなんです。
 なんでこんなフィリピンの話が長くなったかと言うと、現在フィリピンスタディーツアーの参加者を募集しています!写真展来てくれた人、今度は5感でフィリピンを感じてみませんか?もちろんこれからどんどん募集かけてくので、AYJに出合った人はぜひ、ツアー一緒に行きましょう!
 
 これからもAYJはイベントやってくのでぜひ来てね☆

2008/04/11 (Fri)
遅くなりましたが、3月23日にAYJが開催したチャリティイベント「HALOHALO vol.7 ‐RECONNECT‐」の報告です
 
当日は約200人のお客さんにご来場いただき、イベントは大成功で終えることができました
 
今回のHALOHALOの収益は17万1295円でしたこのお金は全額、フィリピンの首都マニラのスラムにある教育施設AKCDFに送りました。HALOHALOの収益は、貧困により学校へ行けない子どもたちに無償で教育を与え、給食の提供を通じて子どもたちに栄養を与えることに役立てられます。
 
ご来場いただいたみなさん、本当にありがとうございました
 
また賛同いただいたみなさん、スポンサーになっていただいたみなさんにもこの場を借りてお礼申し上げます。
 
当日会場内で同時に開催したフェアトレード製品の物販も、多くの人の好評を得ることができました。こういう機会を通じて、フェアトレードをもっと広げていければいいなと思います。
 
今回フェアトレード製品の販売に協力していただいた団体のみなさん、どうもありがとうございました勝手ながら以下にHPを紹介させていただきます。

ACCE
http://www.page.sannet.ne.jp/acce/

ASANTE
http://www.geocities.jp/asante_kindai/index.html

beleaf
http://blog.livedoor.jp/beleaf/

PEPUP
http://www.ne.jp/asahi/pepup/home/index.html

Rits BLOH
http://ritshabitat.fc2web.com/index.html

FTSN
http://ftsnkansai.exblog.jp/


そして今回は本当に魂のこもった素敵なアーティストがたくさん出演してくれました

ALL’D SCHOOL
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チャー絆
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Crescendo Time Lover
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oneself
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Phat Beats feat. DJ SPIKE
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栗原拓也
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Paul Galang and Sol
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あらためて今回HALOHALOに参加していただいた全ての人に感謝したいと思います。

来年の春、更にレベルアップしたHALOHALOでまた会いましょう
 
プロフィール
HN:
AKAY Youth Japan
性別:
非公開
自己紹介:
AKAY Youth Japanはフィリピンマニラにある貧困層のための教育施設A.K.C.D.Fを支援するNGO団体です。
若者を主体に関西を中心に活動しています。
主な活動は3つです。
・フィリピンスタディーツアー
・チャリティーイベント「HALO☆HALO」
・フィリピン、マニラのスラムで暮らす若者との共同事業
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